3月の投資結果を公開

- 円安なのにS&P500資産が27万円減少!

毎月恒例の投資結果です。

できれば、

「今月も資産が増えました」

「何もしなくてもお金がお金を連れてきました」

「投資信託が私の代わりに働いてくれています」

などと、余裕の笑顔で書きたかったところです。

しかし、2026年3月の結果は、そんな穏やかなものではありませんでした。

私が保有しているS&P500関連の投資信託は、1か月で約27万円のマイナス

27万円です。

スーパーで卵が10円値上がりしただけでも悩む年金生活者にとって、27万円は誤差ではありません。

冷蔵庫を開けて、

「今日はモヤシにするか、少し奮発して豆腐も付けるか」

と考えている一方で、証券口座では27万円が静かに消えていました。

モヤシ何袋分でしょうか。

数えると余計に落ち込みそうなので、計算しないことにします。

3月の評価額は約490万円から約463万円へ

2月末には、およそ490万円あったS&P500関連の評価額。

それが3月末には、約463万円まで減少しました。

37万円のマイナスです。

もっとも、奇数月で10万円取り崩していますから、実際は27万円のマイナス。

20260331_NISA

割合にすると、およそ5%台の下落。

株式投資をしている人から見れば、

「その程度の下落はよくある」

と言われるかもしれません。

確かに、長期間投資をしていれば、5%程度の値下がりは珍しいことではありません。

しかし、画面に表示される金額は割合ではなく円です。

「マイナス5%」と書かれているよりも、

「マイナス270,000円」

と表示される方が、はるかに心臓に悪い。

数字の後ろにゼロが並ぶほど、人間の冷静さは失われていきます。

証券会社も少し気を利かせて、

「今回はちょっと減りました」

くらいの柔らかい表示にしてくれればよいのですが、現実を正確に突きつけてきます。

円安なのに、なぜ資産が減るのか

今回、特に納得しにくかったのが為替です。

S&P500の投資信託は、基本的に米国株へ投資しています。

日本から見た場合、米国株の価格だけでなく、ドル円相場の影響も受けます。

一般的には円安になると、ドルで保有している資産を円換算した金額は増えやすくなります。

たとえば、同じ1万ドルでも、

1ドル140円なら140万円。

1ドル150円なら150万円です。

中身がまったく増えていなくても、円安になっただけで円換算額は10万円増えます。

このため、円安はS&P500の投資信託にとって、ある程度の追い風になります。

ところが3月は、その円安効果を上回る勢いで米国株が下落しました。

為替が後ろから一生懸命押してくれているのに、株価が前方へ全力で転がり落ちていったのです。

円安という小さな救命胴衣は着けていましたが、米国株という船そのものが沈み気味でした。

結果として、

「円安なのだから、それほど減らないだろう」

という私の淡い期待は、きれいに打ち砕かれました。

円安は万能の防波堤ではない

これまでの投資結果では、米国株が少し下がっても円安が補ってくれる場面がありました。

そのため、私は心のどこかで、

「多少の株価下落なら為替が何とかしてくれる」

と思っていたのかもしれません。

しかし、当然ながら円安は万能ではありません。

米国株の下落が大きければ、為替によるプラス効果では支えきれません。

反対に、米国株が上昇しても円高が進めば、円建ての投資信託はあまり増えないことがあります。

つまり、私が持っているS&P500投資信託は、

  • 米国株が上がるか下がるか
  • 円が高くなるか安くなるか

という二つの波に揺られています。

米国株が上がり、円安になれば言うことはありません。

証券口座を眺めながら、少し高い日本酒を買う理由を考え始めます。

しかし、米国株が下がって円高になれば最悪です。

日本酒どころか、晩酌のコップを小さくした方がよいのではないかと悩みます。

今回は円安だったものの、株価下落の方が強く、約27万円のマイナスとなりました。

27万円あれば何ができたのか

27万円あれば、かなりいろいろなことができます。

古くなった家電を買い替えることもできます。

夫婦で旅行にも行けます。

車検代や固定資産税の支払いにも使えます。

私の場合、奇数月に10万円ずつ投資信託を取り崩す計画ですから、27万円は生活費の取り崩し約2.7回分です。

そう考えると、かなり大きな金額です。

円安なのにSP500資産減少

3月だけで、5か月分近い取り崩し利益が吹き飛んだような感覚もあります。

もちろん、評価額が減っただけで、売却しなければ損失が確定したわけではありません。

頭では分かっています。

しかし、人間の心はそれほど合理的にはできていません。

増えたときは、

「これは自分の投資判断が正しかった」

と思うのに、減ったときは、

「市場が悪い」

と思います。

利益は自分の実力、損失は相場の責任。

投資家の心は実に都合よくできています。

今月は取り崩しをどうするか

私は、年金だけでは不足する生活費を補うため、S&P500の投資信託を少しずつ取り崩しています。

基本的には奇数月に10万円程度を売却する計画です。

ただし、相場が大きく下がったときまで、機械的に売却するつもりはありません。

下落しているときに売れば、同じ10万円を得るために多くの口数を手放す必要があります。

将来の回復に参加できる資産が、その分だけ減ってしまいます。

幸い、4月は年金の支給月です。

そのため、当面の生活費に困るわけではありません。

3月の下落を見て、4月の取り崩しは行わないことにしました。

場合によっては、5月の取り崩しも見送るかもしれません。

相場が下がっているからといって慌てて売るのではなく、年金や預金を利用しながら、売却時期を調整します。

これが、年金と投資資産を組み合わせて生活する強みだと思っています。

暴落時に売らないための現金も必要

投資では、

「長期保有すればよい」

「下がっても売らなければよい」

と簡単に言われます。

しかし、生活費が必要になれば、売りたくなくても売らなければなりません。

特に退職後は、給与という定期収入がありません。

相場が下がっている最中に生活費のために売却を続けると、資産の減少が早くなります。

そのため、ある程度の現金を持っておき、相場の悪い時期には投資信託を売らずに済むようにすることが大切です。

私はS&P500の成長には期待していますが、生活費まで全面的にS&P500へ任せるつもりはありません。

市場は、こちらの電気代や固定資産税の支払日を考えてくれません。

「今月は年金生活者が苦しいようだから、少し上がってあげよう」

などという優しさもありません。

上がるときは勝手に上がり、下がるときは遠慮なく下がります。

その市場と付き合うためには、現金という緩衝材も必要です。

3月は負けた。しかし、投資は続く

3月は約27万円のマイナスでした。

数字だけを見れば、完全な敗北です。

私が汗を流して何か失敗したわけでもありません。

家の中でコーヒーを飲みながら、時々証券口座を確認していただけです。

それでも27万円減りました。

まさに、何もしていないのにお金が減る。

投資の恐ろしいところです。

しかし、反対に何もしていないのに資産が増える月もあります。

S&P500への投資は、毎月確実に利益が出る定期預金ではありません。

上昇と下落を繰り返しながら、長期的な成長を期待するものです。

1か月の結果だけで方針を変更するつもりはありません。

私は今後もS&P500を保有し、必要なときに少しずつ取り崩していきます。

ただし、下落時には無理に売らず、年金や現金で乗り切ります。

3月に消えた27万円が、今後戻ってくるのか。

それとも、さらに仲間を連れて出ていってしまうのか。

相場のことは誰にも分かりません。

とりあえず今は、証券口座を何度も開いても金額は増えないので、しばらく見ないことにします。

見ない間に増えてくれれば最高です。

少なくとも、画面を閉じている間だけは、27万円のマイナスを忘れていられます。

※本記事は、筆者自身の経験や調査に基づく情報提供を目的として作成しています。
 投資には価格変動などのリスクがあり、元本割れとなる可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行ってください。
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 本記事は、投資助言、税務相談、保険加入等を推奨するものではありません。
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