- ネットで申請はできるのに、なぜか資格喪失通知書は郵送
資格喪失通知書が、協会けんぽから郵送されてきた
先日、「保険切り替えの落とし穴」という記事で、任意継続から国民健康保険へ切り替える際の、なんとも言えない“モヤっと感”について書きました。
ネットで申請はできるのに、資格喪失通知書は郵送。
デジタルとアナログが、仲が良いのか悪いのか分からない、あの絶妙な関係です。
ところが、ここでちょっとした嬉しい誤算が起きました。
3月30日、待ちに待った資格喪失通知書が、協会けんぽから郵送されてきたのです。
このブログを読んで、「この人、困ってるな」と思って急いで送ってくれた……わけではないでしょうが、タイミングとしては完璧でした。
こういう時だけは、日本の郵便制度の優秀さに心から感謝したくなります。
今日は、その続きのお話です。
区役所へ出発!準備は万全……のはずだった
3月31日は私用で区役所へ行けなかったため、4月1日に早速手続きをすることにしました。
持ち物は、
- 資格喪失通知書
- 夫婦のマイナンバーカード
- 念のため握りしめた現金1万6千円
まるで戦場へ向かう兵士のような装備です。

ところが、区役所へ着いた瞬間に「あっ、やってしまった」と思いました。
とにかく人が多いのです。
今日は4月1日。
年度初めです。
役所にとっては、いわば元日。
私のように保険の切り替えに来た人だけではなく、転勤による住所変更、転入届、各種証明書の手続きなど、ありとあらゆる人が集まっています。
窓口は違っても、皆さん「今日中に終わらせたい」という表情です。
待合室の椅子はすべて埋まり、立って待っている人もいました。
番号札を見ると、私の前にはまだまだ大勢の人がいます。
「これは、おそらく一年で一番混む日に来てしまったな。」
そんな予感がしました。
待ち時間は1時間20分。でも窓口は10分で終了
そこから待つこと、1時間20分。
さすがに長い。
スマホでニュースを読んでも飽きてきます。
周りを見ると、無言で座る人、何度も時計を見る人、すっかり悟りを開いたような表情の人。
なんとなく、「長距離フェリーで同じ目的地へ向かう乗客」のような妙な連帯感まで生まれてきます。
そして、ようやく番号が呼ばれました。
窓口では、
- 名前
- 住所
- 夫婦のマイナンバー
などを申込用紙に記入するだけ。
所要時間は約10分でした。
職員の方からは、
「これで切り替えは完了です。金曜日からマイナンバーカードがマイナ保険証として利用できます。それまでに病院へ行かれる場合は、この証明書とマイナンバーカードを一緒に提示してください。」
との説明。
拍子抜けするほど、あっさり終了しました。
これで4月7日の通院にも問題なく間に合いそうです。
国民健康保険料はいつ払う?
続いて気になったのは、保険料の支払いです。
職員の方に尋ねると、
「7月から翌年2月までの8回払いになります。まとめて8回分の納付書を郵送します。前納されると少しお得になります。」
とのことでした。
なるほど。
でも私は、前納はお断りしました。
もちろん割引は魅力ですが、
「もし途中で私が亡くなったら、返金手続きが面倒そうだな。」
という、実に年金生活者らしい理由です。
若い頃なら考えもしなかった心配ですが、この年齢になると、こういう発想になるものです。
PayPayのポイントは付くのか?
せっかくなので、もう一つ聞いてみました。
「PayPayなどのQRコード決済でも払えるようですが、ポイントは付きますか?」
我ながら、なかなか生活感あふれる質問です。
すると、
「支払い自体にはポイントは付きません。ただし、チャージ時に利用されるカード会社などによってはポイントが付く場合があります。」
とのことでした。
なるほど。
直接は付かないけれど、チャージで間接的にポイントをもらう方法はあるということです。
なんとも日本らしい、遠回しなポイント獲得方法です。
少し聞きにくい質問でしたが、丁寧に答えていただきました。
握りしめていた1万6千円は出番なし
そして、この日一番のオチです。
握りしめていた現金1万6千円。
結局、一度も財布から出ることはありませんでした。
「今日は自分の出番だ。」
と思っていた財布の中のお札は、肩透かしを食らったことでしょう。
また、この時点では保険料の金額もまだ決まっていませんでした。
とはいえ、
「毎月10万円になります。」
などと言われることはありません。
暴力バーではないのですから。
全体として、手続きは非常に親切で、分かりやすく、そして簡潔でした。
手続きは終わった。でもデジタル化はまだ道半ば
こうして、
退職後1年半続けた協会けんぽの任意継続。
そして、その後の国民健康保険への切り替え。
すべての手続きが無事に終わりました。
あとは数年後、後期高齢者医療制度へ切り替わる日まで、大きな手続きはないはずです。
振り返ってみると、長かったようで、あっという間でした。
そして、今回改めて感じたのは、
「マイナンバーは本当に便利になったのか?」
ということです。
答えは、
「部分的には便利。でも、まだ完成形ではない。」
というのが正直な感想です。
紙もある。
郵送もある。
窓口もある。
その上にデジタルが少し乗っている。
そんな印象です。
とはいえ、無事に手続きが終わり、7日の通院にも安心して行けそうです。
病院という名の”常連店”へ、これからも気兼ねなく通えると思うと、それだけで少しホッとしています。
「次は後期高齢者医療制度への切り替えです。その頃には、もう少し『デジタルらしい行政サービス』になっていることを期待したいものです。」



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