保険切り替えの落とし穴

- マイナ保険証でも間に合わない現実

病院は一番よく会う場所

年を取ってくると、望んでいなくても病院に行く機会が増えてきます。

歯が抜けた。
腰が痛い。
目がかすむ。

気がつけば、病院は「一番よく会う場所」になっていました。
下手をすると、友人よりも顔を合わせているかもしれません。

私自身も、
循環器内科では高脂血症、
眼科では加齢黄斑変性症で、
それぞれ2~3ヶ月に一度、通院しています。


そんな中、今回ひとつのイベントがありました。

3月末で、これまで加入していた協会けんぽの任意継続を終了し、
4月から国民健康保険へ切り替える予定です。

手続き自体は、すでにネットで済ませています。
資格喪失申出書も受理されているようです。

あとは、

  1. 資格喪失通知書が郵送で届く
  2. それを持って区役所へ
  3. 国民健康保険に加入

という流れになります。


ここまでは、よくある話です。

問題はここからでした。


スケジュールを確認して気づいた違和感

資格喪失通知書がいつ届くのか調べてみると、
こんな記載がありました。

資格喪失通知書発送日
  • 申出による資格喪失
    資格喪失日の属する月の第2~第3営業日

つまり今回の場合、

4月1日が資格喪失日

  • 通知書は4月2日〜3日頃発送
  • 手元に届くのは4月3日〜5日頃

そして私は、

  • 4月7日 午前10時
  • 循環器内科の予約済み

……あれ?


間に合わない可能性が高い。


マイナ保険証とは何だったのか

ここで、どうしても思ってしまうのです。

なぜ、保険証がマイナンバーカードになったのに
書類は郵送なんだ?

病院ではマイナンバーカードを出しているのに、
あれは何を確認しているんだ?


さらに思います。

ネットで任意継続の資格喪失を申請するときに、

「次は国民健康保険に加入します」

というチェックがあって、

それを選択すれば、

  1. 自動的にデータ連携されて
  2. そのまま次の病院から国保で受診できる

これが、本来の行政サービスではないのかと。


しかし現実は、

  • 郵送
  • 区役所
  • 手動手続き
  • データ反映待ち

どうにも、「デジタル化されたようでされていない」
そんな印象を受けます。


もし間に合わなかったらどうなるのか

では、実際に間に合わなかった場合どうなるのか。

ここが一番重要なポイントです。


ケース①:区役所手続きが間に合った場合

これは理想です。

  • 国保の資格は4月1日にさかのぼって有効
  • 手続き後、番号が発行
  • 病院で3割負担

問題なしです。


ケース②:手続きが間に合わない場合

ここからが現実的な話です。


パターンA:病院が柔軟対応

受付で事情を説明すると、

「後日、保険証を持ってきてください」

と言われることがあります。

この場合、とりあえず3割負担で受診可能


パターンB:きっちり運用の病院

この場合は、

保険証なし扱い

つまり、

10割(全額)負担


例えば診察+薬で1万円なら、

その場で1万円支払い

その後、

  1. 国保加入後に申請
  2. 約7割(7000円)が返金

つまり、一時的にキャッシュアウトが発生


さらに気になる現実問題

ここで、私の中でさらに疑問が湧いてきました。


私は普段、医療費をPayPayで支払っています。

もし10割負担して、あとで返金された場合、

PayPayのポイントはどうなるのか?


これは結論から言うと、 ポイントはそのまま残るケースが多い。

ただし、還付は現金ベース(銀行振込)

つまり、「ポイントだけ得をする」ような状態になる可能性もあります。

(ここは制度的に少し曖昧な部分です)


結局、何が問題なのか

今回の一連の流れを振り返ってみると、

制度がつながっていない事が問題です。

ネットで健康保険申請

マイナンバーという「共通ID」があるのに、

  • 保険
  • 行政
  • 医療機関

それぞれが別々に動いている。


その結果、

  • デジタルなのに紙が必要
  • 申請しているのに反映されない
  • 情報があるのに確認できない

つまり、
「便利になるはずだった部分」が 一番ストレスになる


まとめ

今回の経験から感じたことはひとつです。


マイナンバーは便利になった「部分」もある
しかし全体としては、まだ途中の仕組み


そして何より、「全部つながっている」と思って使うと危ない


実際は、

  • 紙・郵送・窓口
  • その上にデジタルが乗っているだけ

だからこそ、

  • スケジュール確認は必須
  • 早めの手続きが重要

そして最後に一言。


「マイナンバーで全部解決」そう思っていた自分に、一番驚いています。

※本記事は、筆者自身の経験や調査に基づく情報提供を目的として作成しています。
 投資には価格変動などのリスクがあり、元本割れとなる可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行ってください。
 年金制度、健康保険制度、保険料、税金等の取り扱いは、法改正やお住まいの自治体、年齢、所得、家族構成などによって異なる場合があります。最新の情報は、年金事務所、自治体、税務署等の窓口でご確認ください。
 本記事は、投資助言、税務相談、保険加入等を推奨するものではありません。
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