年金生活での投資と資産の取り崩しや年金、健康保険に関すること。
すべて実体験のお話です。

春は税金ラッシュ。「固定資産税・自動車税・国民健康保険」

- 年金生活者を襲う三連撃

春になると、なぜか財布だけが寒くなる

5月から6月にかけて、年金生活者にとって、なかなか精神的に厳しい季節がやってきます。

そうです。

固定資産税
自動車税
そして、その後ろから静かに近づいてくる国民健康保険。

若い頃は、春と言えば、

「新緑がきれいですね」
「気候が良くなってきましたね」

などと言っていた気もしますが、

年を取ると、

「今年の固定資産税、いくらだろう」
「自動車税、去年より高くなっていないかな」
「国保の請求、まだ来ないけど逆に怖い」

そんな事ばかり考えるようになります。

まるで、季節の風物詩です。

できれば、桜ではなく、現金が舞ってほしいものですが、現実はなかなか厳しい。


昔より支払いは圧倒的に楽になった

とは言え、昔と比べると、支払い手続き自体はかなり楽になりました。

昔は、税金の支払いと言えば銀行の窓口でした。

平日に時間を作って銀行へ行き、
番号札を取って、
椅子に座って待ち、
ようやく窓口で支払う。

しかも、後ろに人が並んでいると、なぜか妙に焦る。

「早くしないといけない」
「印鑑どこだっけ」
「通帳が無い」

など、軽いパニック状態になります。

今思うと、あの頃の銀行窓口は、かなり独特の緊張感がありました。

ところが最近は便利になりました。

コンビニで支払いもできますし、
ATMでPay-easy(ペイジー)を使えば、窓口に並ぶ必要もありません。

さらに最近はQRコード決済。

PayPayで税金が払える時代です。

初めて知った時は、

「税金をスマホで払う時代が来るとは」

と、少し驚きました。

若い頃に見ていた未来予想図では、
21世紀は空飛ぶ車の時代になる予定だったのですが、
現実は、

「スマホで固定資産税を払う未来」

でした。

なんだか少し違う気もしますが、便利なのは間違いありません。


PayPay払いは便利。でも少し注意も必要

特に、自動車税をPayPayで払えるのはかなり楽です。

わざわざ現金を下ろす必要もありません。

ただし、注意点もあります。

車検間際でPayPay払いをすると、納税証明書がすぐ発行されないため、
ディーラーさんや整備工場さんに少し面倒をかける場合があります。

最近は電子確認できるケースも増えましたが、
地域やタイミングによっては確認に時間がかかる事もあるようです。

もっとも、税金支払いにPayPayポイントが付く訳ではありません。

そこは、さすがに甘くない。

「税金払ってポイント爆増!」

とはいきません。

国もそこまで優しくはありません。

しかし、PayPayクレジット経由などで支払えば、
クレジットカード側のポイントが付くケースもあります。

現金払いと比べれば、多少のメリットはあります。

何より楽です。

年齢を重ねると、

「少しでも楽」

というのが、非常に重要になります。


年金生活者にとって「春の集中砲火」は厳しい

しかし、問題はそこではありません。

問題は、

全部まとめて来る

ことです。

固定資産税。
自動車税。
そして国民健康保険。

まるで、役所が連携して攻撃してきているような気さえします。

しかも、年金生活者は基本的に固定収入です。

現役時代のように、

「今月残業したから少し増える」
「ボーナスで何とかなる」

という逃げ道がありません。

偶数月の年金支給日を見ながら、

「ここから固定資産税を払って…」
「自動車税を払って…」
「次の国保はいくら来るんだ…」

と、頭の中で資金繰りシミュレーションを始めます。


そういえば、国民健康保険はどうなっていた?

固定資産税の1回目と、自動車税の支払いを終えて、
少しホッとしていた時です。

ふと思い出しました。

「そういえば、国民健康保険って、どうなっていたんだろう?

固定資産税、自動車税、国保の支払いに悩む

私は今年4月から、
協会けんぽの任意継続をやめて、
国民健康保険に切り替えました。

健康保険は、現役時代には給与天引きでした。

しかも、会社が半分負担してくれていました。

若い頃は、

「社会保険料高いなあ」

くらいにしか思っていませんでしたが、
退職して初めて、

会社が半分払ってくれていた

という事実のありがたみを痛感します。

会社員時代は、
給与そのものが前月労働分の後払いですから、
感覚的には健康保険料も後払いでした。

ところが退職後の任意継続になると、
突然、「前払い感」が強くなります。

しかも、会社負担分が消えるので、
金額が一気に跳ね上がる。

妻の分と合算で、上限も有りますが、「えっ?」と、一瞬声が出るレベルです。


任意継続は「分かりやすい恐怖」

ただ、任意継続は、まだ分かりやすいのです。

申し込み時点で、

「毎月この金額です」

と説明されます。

つまり、怖いけれど、見えている恐怖です。

しかも、支払いが遅れると即終了。

崖の上を歩いている感じです。

しかし、国民健康保険は違いました。

切り替え手続きの時に、

「だいたいこのくらいになります」

とは教えてもらいました。

しかし、

正確な金額は、納付書が届くまで分からない。

これが、なんとも落ち着かない。


「はい、お兄さん毎月10万円ね」

昔、若い頃、
酔った勢いで、ちょっと怪しげなお店に入ってしまい、

「はい、お兄さん」

「この料金ね」

と、想像以上の金額を提示されて、
私のように冷や汗をかいた経験がある人もいるかもしれません。

もちろん、役所がそんな事をする訳ではありません。

突然、

「毎月10万円払ってもらいます」

「ちょっと奥でお話ししましょうか」

などと言われる事はありません。

役所の職員さんも、
なぜ?と思うような暗い部屋でサングラス姿ではありません。

しかし、

金額が確定するまで分からない

というのは、
年金生活者にとって、なかなかの精神的プレッシャーです。


国保の納期は自治体によって違う

実は、窓口で説明は受けていました

しかし、この年になると、
聞いた事を次々忘れていきます。

メモしたはずなのに、
そのメモがどこにあるか分からない。

スマホに保存したはずなのに、
どこに保存したのか分からない。

最近は、

「探し物をしている途中で、何を探していたのか忘れる」

という、かなり高度な領域に入ってきました。

そこで改めて調べてみました。

すると、私の住んでいる街での国民健康保険税は、

納税通知書(納付書)が毎年6月中旬に一斉発送されます。

そして、7月から翌年2月までの全8期

という事でした。

つまり、

  • 第1期:7月
  • 第2期:8月
  • 第3期:9月
  • 第4期:10月
  • 第5期:11月
  • 第6期:12月
  • 第7期:1月
  • 第8期:2月

という流れです。

ところが調べていると、
自治体によっては9期制のところもあるようです。

つまり、

「国保って全国一律じゃないの?」

と思っていたら、
意外と自治体ごとに違う。

こういう細かいところも、
実際に退職して初めて知る事ばかりです。


とりあえず、少しだけ安心した

これを見て、少しホッとしました。

まだ時間がある。

もちろん、
請求が消える訳ではありません。

ただ、

「今月末にすぐ大金請求される」

ではなさそうです。

年金生活になると、
こういう「少し先送り」が妙にありがたく感じます。

現役時代は、

「早く終わらせよう」

と思っていた事も、

年を取ると、

「来月の自分、頑張れ」

という精神になってきます。


老後は「お金の管理」が最大の趣味かもしれない

最近つくづく思います。

老後というのは、
健康管理と、お金管理が最大のテーマなのだと。

若い頃は、

「老後はのんびり旅行でもして」

などと考えていました。

しかし実際には、

固定資産税を払い、
自動車税を払い、
国保を心配し、
年金支給日を確認し、
投資信託の取り崩しタイミングを考える。

そんな毎日です。

でも、それもまた生活。

そして、その生活を少しでも楽しくするために、

「税金高いなあ」

と落ち込むだけではなく、

「今年も春の税金イベントが始まった」

くらいに笑い飛ばすくらいが、
ちょうど良いのかもしれません。

― 年金生活者の白日夢 ―

※本記事は筆者自身の投資経験に基づいて書いております。
投資には価格変動リスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
また、保険料は居住地・収入・家族構成によって異なります。実際の金額については、お住まいの区市町村窓口または年金事務所にてご確認ください。
本記事は、投資助言や、特定の保険制度への加入を推奨するものではありません。
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