― ゴールデンウィークに動かないという選択
定年を迎えて、いろいろ変わりました。
収入も変わりましたし、生活リズムも変わりました。
しかし、その中で「これは良かったな」と心から思えることがあります。
それは――
なんと、平日に旅行に行けるようになったことです。
現役時代の旅行は「修行」だった
現役時代の頃は、旅行といえばゴールデンウィーク、お盆、年末年始と時期に制限が有りました。
つまり、日本全国が一斉に動く日です。
思い出してみてください。
もはや旅行というより
移動イベント(しかも過酷)という修行の旅でした。
「やっと休みが取れたから楽しもう!」と思って出かけても、帰ってくる頃にはぐったり。
あれは本当に「休み」だったのか、今でも疑問です。
定年後、初めて気づいた違い
定年後、初めて平日に旅行に出たときの感想は――
「え?これ同じ日本?」
でした。
- 道は空いている
- 観光地もゆったり
- 食事も並ばない
- ホテルが安い(これが一番大きい)
同じ場所なのに、まるで別世界です。
特にホテル料金。
これは衝撃でした。
現役時代に泊まっていた金額の半額〜3分の2くらいの感覚。
「今まで何を払っていたんだろう…」
と、少し複雑な気持ちになります。
今は「さらに差が広がった時代」
ここからが今回の本題です。
最近よくニュースで見かける話題――
- 原油価格の上昇
- 円安
- 物価高
「旅行は行きにくい時代になったなあ」
そう感じている人も多いと思います。
確かに、それは一部正しいです。
海外旅行は確実にハードルが上がった
特に影響が大きいのは海外旅行です。
円安の影響で、現地のすべてが高く感じる状態です。
昔なら割と気軽に行けた場所でも
- ホテルが高い
- 食事が高い
- ちょっとした買い物も高い
なぜなら、昔1ドル100円が、今160円だと約35%も値上げしたのと同じです。
しかも、海外でもインフレで、物の値段が上昇中です。
結果として、「気軽に行く」から「覚悟して行く」に変わりました。
原油問題は「静かに効く」
もう一つのポイントが原油価格です。
これは直接見えにくいのですが、確実に効いています。
- 飛行機 → 燃油サーチャージ
- 車 → ガソリン代
- バス・物流 → 間接的に値上げ
つまり、全部、ちょっとずつ、いや、そこそこ高い
この「そこそこ」が一番効きます。
それでも旅行は減っていない
ここが面白いところです。
「旅行しにくくなった」と言われながらも実際には人は動いています。
むしろコロナ明け以降、旅行需要は回復しています。
では何が変わったのか?
旅行スタイルが変わった
今はこうなっています。
海外旅行
- 欧米は減少
- 韓国・台湾・東南アジアが人気
「近くて安い」がキーワード
国内旅行
- 近場
- 短期
最近、テレビでも、関東エリアの放送で、
日立、熱海、沼津あたりを紹介
「お得な日帰りバス旅行」というタイトル
そういった「無理しない旅行」が紹介されています。
定年後の人こそ有利な時代
ここで、最初の話に戻ります。
定年後の私たちは、この新しい旅行スタイルに一番合っているんです。
なぜか?
- 平日に動ける
- 混雑を避けられる
- 時間に縛られない
つまり、一番コスパよく旅行できる立場です。
ゴールデンウィークに動かない贅沢
ここで一つ提案です。
ゴールデンウィークは「動かない」
これ、かなり贅沢です。
みんなが
- 高いお金を払って
- 渋滞にハマり
- 人混みに揉まれている中
申し訳ありませんが、こちらは、コーヒーでも飲みながらゆっくり。

そして、その翌週に、安く・快適に旅行へ
これが一番満足度が高いです。
旅行は「工夫の時代」に変わった
昔は、「とりあえず休みが取れたから行く」でした。
ところが、今は違います。
考えないと損をする時代です。
でも逆に言えば、少し工夫すれば、昔より快適にもできるということです。
まとめ
定年後に気づいたこと。
それは、旅行の価値は「どこに行くか」ではなく「どう行くか」だということです。
そして今の時代は、「賢い人ほど得をする旅行の時代」です。
最後にひとこと
現役時代の私は、「連休に旅行に行くのが当たり前」だと思っていました。
でも定年後の今は違います。
混んでいる時に行く理由がない
これに気づいただけでも、定年後の人生は、なかなか悪くありません。


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