- 日経平均とS&P500との決定的な違い
日経平均が分からない
最近、めっきり調子のよい日本株。
コロナ禍が始まった2020年3月で16,000円ほどだった日経平均は、今や6万円にタッチ。
昨年夏ごろに仕込んだ人は、ウハウハかもしれません。
…とはいえ、正直に言います。
私はこの日経平均、なんだかよく分からないのです。
日経=日経新聞、これは分かる。
でも「平均」って何の平均?
225社の平均株価?
それなら分かりやすい話ですが、どうも違うらしい。
頭の上にクエスチョンマークがいくつも浮かんだので、今回は
日経平均株価の仕組みと、私が投資している
S&P 500との違いを調べてみました。
日経平均とは何か(結論から)
結論から言うと、
👉 日経平均は「株価の平均」っぽい指数です
ここで「っぽい」と書いたのには理由があります。
実際の計算はこうなっています。
除数とは何か(ここが最大のポイント)
普通の平均なら「225で割る」はずですが、日経平均は違います。
割るのは「除数」という謎の数字
この除数、現在は約27前後(時期によって変動)です。
なぜこんなものがあるのか?
株価は企業価値と関係なく変わることがあるからです。
例えば「株式分割」。
1株10,000円だった株が、2分割されると5,000円になります。
でも会社の価値は変わっていません。
このとき普通に平均を取ると、
日経平均が下がってしまう(実態とズレる)
これを防ぐために、除数で調整しているわけです。
つまり日経平均は、「見た目は平均、中身は調整だらけの指数」です。
日経平均のクセ(ここが重要)
日経平均には強烈なクセがあります。
株価が高い会社ほど影響が大きい
具体例
例えば
- ファーストリテイリング(ユニクロ)
- 東京エレクトロン
これらは株価が数万円クラスです。
一方で
- トヨタ自動車
こちらは数千円。
するとどうなるか。
ユニクロ1社で日経平均が大きく動く。
トヨタより影響が大きい。
うーん。なんとなく違和感ありますよね。
つまり日経平均は何なのか
ここまで整理するとこうなります。
日経平均=日本の平均ではない
むしろ、値がさ株に引っ張られる指数です。
一方、S&P500はどうか
ここで私が投資しているS&P500です。
計算方法はまったく違います。
時価総額ベースという考え方
これはどういう意味かというと
会社の大きさで決まる
ということです。
代表的な企業
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
こういった巨大企業が指数を引っ張ります。
日経平均とS&P500の決定的な違い
ここまでを整理するとこうなります。

日経平均
- 株価の平均(風)
- 値段が高い株が強い
- 実態とズレやすい
S&P500
- 時価総額の合計
- 会社の規模が反映される
- 経済の実態に近い
なぜS&P500は強いのか(本質)
ここが一番大事です。
勝ち続ける企業に自動で乗り換える仕組み
S&P500は
- 成長企業が入る
- ダメな企業は外れる
これが繰り返されます。
つまり
常に「その時代の勝ち組」で構成される
日経平均はどうか
基本的には“代表銘柄リスト”
もちろん入れ替えはありますが、
S&P500ほどダイナミックではない
私がS&P500を選んでいる理由
ここは完全に個人的な話です。
私は、個別株を選ぶ自信がありません。
以前、何度も失敗してきました。
だったら、最初から勝ち組の集合体に乗る
これがS&P500です。
さらに、
- 分散されている
- 世界のトップ企業に投資できる
- 自動で入れ替わる
自分は放っておけるわけです。
日経平均が上がっても安心できない理由
今回のテーマに戻ります。
日経平均6万円。
すごい数字です。
でも私は、少し冷めた目で見ています。
なぜなら、中身が偏っている可能性があるから。
極端な話、数社が上がれば指数は上がる
一言で言うと
日経平均:「値段が高い人が偉い世界」
S&P500:「会社が大きい人が偉い世界」
まとめ
それぞれ、上位10社で全体に占める割合は以下の通りです。
日経平均上位の会社については、以前の「日経平均株価6万円に思う」をご覧ください。
| 指数 | 上位10社の割合 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 約50% (※40~60%レンジ) | 異常に偏っている |
| S&P500 | 約30% (※30~35%レンジ) | 分散されているが集中もある |
今回のポイントをまとめます。
- 日経平均は単純な平均ではない
- 除数で調整された指数
- 値がさ株の影響が非常に大きい
一方で
- S&P500は時価総額ベース
- 経済の実態に近い
- 長期投資に向いている
最後に(少しだけ本音)
日経平均6万円。
ニュースでは景気の象徴のように扱われます。
でも実際は
「日本が豊かになった」というより
「一部の株が強い」
可能性もあります。
だから私は今日も、淡々とS&P500で積み上げた資産を必要な分だけ取り崩す。
これを続けるだけです。

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