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今年の夏に流れたニュース
今年の夏、ニュースで何度か「高速道路でタイヤがバースト」という映像を見ました。
猛暑の道路を走っている映像と一緒に紹介されると、
「暑さでタイヤの中の空気が膨張して、パンッと破裂するのでは?」
と思ってしまいます。
でも、実際にはそんな単純な話ではありません。
むしろ注意したいのは、空気圧が不足したタイヤで高速道路を走ることです。
空気圧が低いタイヤは、走行するたびに大きく変形します。
タイヤが潰れる
→ 元に戻る
→ また潰れる
これを高速で何千回、何万回と繰り返すわけです。
するとタイヤ内部が発熱し、ゴムや内部構造に負担がかかります。
つまり、
猛暑+高速道路+長時間走行+空気圧不足
これはタイヤにとって、かなり嫌な組み合わせです。
走れば空気圧は上がる。それ自体は異常ではない
例えば、冷えている状態で240kPaだったタイヤが、走行後に270~280kPa程度になることは珍しくありません。
タイヤ内部の温度が上がれば、中の空気も膨張するからです。
そこで高速道路を走ったあとに空気圧を測って、
「指定は240kPaなのに280kPaもある!」
と慌てて空気を抜いてはいけません。
空気圧は基本的に、タイヤが冷えている状態で調整します。
逆に怖いのは、
「指定240kPaなのに、朝測ったら180~190kPaしかない」
という状態です。
空気圧不足になるとタイヤの転がり抵抗も増えるので、安全面だけでなく燃費にも影響します。
空気圧不足はガソリン代にも効いてくる
日本自動車タイヤ協会(JATMA)が紹介している試験では、適正空気圧より50kPa低い場合、
市街地で約2.5%
郊外で約4.3%
高速道路で約4.8%
燃費が悪化したという結果があります。
仮に普段15km/L走る車が5%悪化すると、約14.3km/L。
年間10,000km走れば、30L以上余計にガソリンを使う計算になります。
ガソリン170円/Lなら年間約5,000円。
現在のガソリン価格を考えると、タイヤの空気を減らしてまで余分にガソリンを燃やすメリットは一つもありません。
そこで空気圧モニターを付けました
高級車の中には、タイヤ空気圧を監視するTPMSが装備されている車もあります。
残念ながら、私の車には付いていません。
そこで車を買い替えたときに、後付けのタイヤ空気圧モニターを取り付けました。
仕組みは非常に簡単です。
タイヤのバルブキャップの代わりに、小さなセンサーを取り付けるだけ。
車内のモニターには、4本それぞれのタイヤ空気圧が表示されます。
これならガソリンスタンドまで行って、
「今日は空気圧を測ろうかな」
と思い出す必要もありません。
運転席に座れば、毎回確認できます。
センサーを外してアラームを鳴らしてみました
実際にどの程度警告してくれるのか、右前輪のセンサーを外して動画を撮ってみました。
かなり大きな警告音が鳴ります。
この音なら、よほどのことがない限り気付くでしょう。
私の車は前輪の指定空気圧が240kPaなので、
下限200kPa、上限300kPa
で警報が鳴るよう設定しています。
多少の空気圧変化では鳴らず、大きく外れたときだけ知らせてくれる設定です。
手間といえば、ほぼこれだけ
もちろん完全にメンテナンス不要ではありません。
タイヤローテーションをしたときには、右前・左前・右後・左後の位置に合わせてセンサーを付け替える必要があります。
また、2年に一度程度はセンサーの電池交換も必要です。
とはいえ、やることはその程度。
バルブキャップを交換するくらいの作業です。
それよりも、
「最近、右前だけ少し空気圧が低いな」
と運転席から気付ける安心感のほうが、私には大きく感じます。

タイヤは車と道路をつないでいる、わずか4か所の重要な部品です。
空気圧不足による燃費悪化を防ぎ、異常な空気圧低下にも早く気付ける。
数千円程度で取り付けられるものなら、私は付けておいて損はないと思っています。
特に高速道路をよく走る方や、空気圧チェックをつい忘れてしまう方には、なかなか便利な装備です。


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