年金生活での投資と資産の取り崩しや年金、健康保険に関すること。
すべて実体験のお話です。

ラジオ体操で20円。でもその裏で...

- 「見える優遇」と「見えない負担」に気づいた朝

高齢者福祉は「小さなご褒美」の積み重ね

ラジオ体操・施設利用…意外と身近な優遇

今朝も、いつものように近所の公園へ。

ラジオ体操の音楽が流れ、体を伸ばして、軽くひねって、最後に深呼吸。

はい、今日も無事に終了です。
来た道を帰っていきます。

6時30分から始まるラジオ体操。

出席簿に〇を付けてもらうなんて、学生時代以来50年ぶりの事です。

それが働くようになってタイムカードになり、管理されて、出席しないと給料が引かれていました。

しかし、今は完全に自由参加です。

毎朝のラジオ体操で健康維持

この出席簿が月に1回集計されて、月が替わったら出席日数分のシールをもらいます。

これを市役所から送られてきているノートに貼って、1年に1回申請すると、

1回出席で20円分が口座に振り込まれます。

「よし、今日も20円ゲットだ(笑)」

…と、軽く冗談を言いながら、ふと思ったんです。

「これ、誰のお金なんだろう?」

年間で見ると金額はそれほど大きくない

私の住んでいる地域では、

  • ラジオ体操の参加でシール1枚で実質20円
      (最高5,000円/年)
  • 清掃工場横の公共施設の温水プールや銭湯が100円と格安で利用
  • 体育館や博物館も格安だったり無料で入場

といった、高齢者向けの福祉サービスがあります。

他の自治体では、バスが無料になったり、もっと手厚いところもあるようです。

正直に言えば、ありがたいです。

年金生活に入ると、こうした「ちょっとした優遇」は、地味に効いてきます。

コーヒー1杯分にもなりませんが、それでも「得した気分」になるのは事実です。

なぜ自治体はここまで手厚いのか

本当の目的は「健康維持」と「医療費削減」

1回20円。

月に20回参加しても400円。

年間で最高5,000円まで。

金額だけ見れば、決して大きなものではありません。

それでも、なぜこういう制度があるのか。

理由ははっきりしています。

「健康維持」です。

近年の高齢者医療費は

実は、日本の医療費はこの30年で約2.4倍に増えています。
1990年に約20兆円だったものが、2023年には約48兆円にまで膨らみました。

バブルが弾けて、消えた30年と言われ、日本では給与が増えず、むしろ減っているのに、
医療費は逆に増え続けています。

その中で、高齢者が占める割合は半分以上。

つまり――
医療費増加の主役は「高齢化」です。

さらに言えば、75歳以上になると、1人あたり年間100万円近い医療費が使われています。

そしてその大半は、税金と現役世代の負担です。

高齢者医療費(推定)
1990年約8〜10兆円
2000年約15兆円
2010年約20兆円
2020年約23兆円
2023年約25兆円前後

このラジオ体操で20円は、単なるご褒美ではなく、「医療費を抑えるための投資」なのです。

20円で防げるなら安い投資という考え方

ラジオ体操に来る人は、毎日外に出る。

顔見知りができて、会話が生まれる。

体も動かす。

これだけで、転倒リスクは下がり、認知症の予防にもつながる。

そう考えると――

「20円で健康が維持できるなら、むしろ安い投資」

とも言えるわけです。

これは、ちゃんと合理的な政策です。

一方で静かに増えている「もう一つの負担」

いわゆる“独身税”とは何か

そんなことを考えていたとき、ふと頭に浮かんだのが、
先日書いた「独身税」の話です。

正式な名称ではありませんが、

子育て支援のために、社会保険料が上乗せされる仕組みです。

気づかないうちに増える社会保険料

気づかないうちに、じわっと負担が増えていく。

毎月数百円。

でも年間で見れば、そこそこの金額になります。

しかもこれは、「もらう」のではなく「払う」側の話です。

「見える優遇」と「見えない負担」という構造

もらう側は実感しやすい

ここで、少し整理してみます。

高齢者福祉は――
目に見える

・シールがもらえる
・施設が安い
・サービスが分かりやすい

だから、実感があります。

払う側は気づきにくい

一方で、独身税のような仕組みは――
目に見えにくい

・給与から天引き
・制度が複雑
・なんとなく支払いが増えている

だから、実感が薄い。


つまり、

「見える優遇」「見えない負担」

この構造になっているわけです。

どちらが正しいのか?という問題ではない

高齢者福祉にも子育て支援にも意味がある

ここで誤解してほしくないのは、

  • 「高齢者が得している」
  • 「現役世代が損している」

という単純な話ではない、ということです。


高齢者福祉には理由があります。

  • 健康維持
  • 孤立防止
  • 医療費削減

これは社会全体にとってプラスです。


子育て支援にも理由があります。

  • 少子化対策
  • 将来の納税者の確保
  • 社会の維持

これもまた、必要な政策です。

問題は「負担の見えにくさ」

どちらも正しい。

でも――

「誰が、どのくらい負担しているか」

ここが見えにくいのです。

人は必ず立場が変わる

現役もやがて高齢者になる

もう一つ大事なことがあります。

それは、「人は必ず立場が変わる」ということです。

現役世代は、いずれ高齢者になります。

独身の人も、結婚するかもしれないし、しないかもしれない。

子育て世代も、やがて子どもが独立すれば支える側に回ります。

「払う側」と「もらう側」は入れ替わる

つまり、 今は「払う側」でも、将来は「もらう側」になる。

だからこそ、この問題は

「誰かの問題」ではなく「自分の問題」

なんです。

ラジオ体操の20円から見えた社会の仕組み

今朝もまた、ラジオ体操に行ってきました。

体を動かして、「今日も20円」

相変わらず、金額としては小さなものです。

でも、その20円の裏には、

  • 健康維持という意味
  • 社会保障という仕組み
  • 誰かの負担

がある。

そう考えると、このラジオ体操で20円は単なる「ご褒美」ではなく、

「社会の縮図」のようにも見えてきます。

そして、健康でいられることが、社会に対する負担を軽くしている。と思うのです。

まとめ

大切なのは「仕組みを知ること」

高齢者福祉と独身税。

一見、全く別の話に見えますが、

  • 「もらう側」と「払う側」
  • 「見えるもの」と「見えないもの」

という形で、しっかりつながっています。

大切なのは、

「どちらが得か、損か」ではなく「どういう仕組みで回っているのか」を知ること。

そして、将来の自分はどちらの立場になるのかを想像してみること。

明日もまた、公園でラジオ体操をしながら、そんなことを考えてみようと思います。

もちろん――

「20円、しっかりいただきながら(笑)」

― 年金生活者の白日夢 ―

※本記事は筆者自身の投資経験に基づいて書いております。
投資には価格変動リスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
また、保険料は居住地・収入・家族構成によって異なります。実際の金額については、お住まいの区市町村窓口または年金事務所にてご確認ください。
本記事は、投資助言や、特定の保険制度への加入を推奨するものではありません。
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