ゲーミングチェアのシリンダー 【DIY編】

- ゲーミングチェアのガスシリンダーを力ずくで交換したDIY奮闘記

6年間、私のお尻を支え続けた椅子

今、このブログを書いている私のお尻の下には、2020年の夏に購入したゲーミングチェアがあります。

あの頃は新型コロナウイルスが世界中で大暴れし、私も在宅勤務をすることになりました。

自宅で長時間パソコンに向かうなら、少しは立派な椅子が必要だろう。

そう考えて、ネット通販で購入したのが、このゲーミングチェアです。

当時はまだ現役の会社員でしたから、多少の出費には目をつぶることができました。

あれから6年。

会社員は年金生活者になり、世の中もずいぶん変わりましたが、この椅子だけは相変わらず私のお尻を支え続けています。

ただし、ゲーミングチェアというものは、とにかく重い!

見た目も立派ですが、重量も立派。

一人で持ち上げるだけでも、ちょっとした筋力トレーニングになります。

椅子自身がこんなに重いうえに、毎日その上には老人が座っているのです。

ガスシリンダーにしてみれば、6年間にわたる過酷な労働環境だったことでしょう。

私が会社を定年退職したあとも、シリンダーだけは定年延長で働かされていたわけです。

そして、とうとう限界が来ました。

我が家にはパソコンが2台、でも椅子は1脚

我が家には、普段のブログ執筆などに使うパソコンと、ゲーム用のパソコンがあります。

問題は、このゲーム用パソコンの設置方法です。

高さ90cmのカラーボックスを2つ並べ、その上に板を渡してキーボードを置いています。

なかなか立派な高床式パソコンデスクです。

もっとも、本人が勝手にそう呼んでいるだけで、世間一般では単なるカラーボックスの再利用でしょう。

当然、普通の机よりもキーボードの位置がかなり高くなります。

ガスシリンダー交換で快適なPC環境

そこで、ゲーミングチェアの座面を高くして使っていたのですが、ついに椅子のガスシリンダーが故障してしまいました。

レバーを操作しても、座面は一番低い位置から動きません。

椅子が昇進を拒否したのです。

その結果、ゲーム用パソコンを使うときには、両手を顔の高さまで持ち上げてキーボードを操作する羽目になりました。

まるで、捕らわれた宇宙人です。

「ワレワレハ、ウチュウジンダ」

などと言いながらパソコンを操作する67歳の老人。

誰にも見せられません。

しかも、腕を上げっぱなしなので疲れること、この上ありません。

これではゲームをする前に、こちらの体力ゲージがゼロになってしまいます。

椅子を買い替える? そんな贅沢は許されない

普通なら、ここで椅子を買い替えるのでしょう。

しかし、私は年金生活者です。

椅子の高さが変わらなくなったくらいで、何万円もするゲーミングチェアを買い替えるわけにはいきません。

背もたれも座面も、まだ十分に使えます。

壊れたのは、座面の高さを調整するガスシリンダーだけです。

だったら、そこだけ交換すればいい。

しかも今回は、単に修理するだけではありません。

どうせ交換するなら、これまでよりも高く伸びるシリンダーにして、あの高床式パソコンデスクにも対応させようという作戦です。

修理と改良を同時にやってしまおうという、年金生活者らしい欲張りな計画です。

まずは交換用ガスシリンダーを購入

今回選んだのは、通常より長く伸びるタイプの交換用ガスシリンダーです。

価格は約2,000円。

この程度の出費なら、年金生活者の財布も何とか耐えられます。

ただし、注意しなければならないのは、椅子のガスシリンダーなら何でも交換できるわけではないことです。

多くの交換用シリンダーでは、脚側の太い部分が直径約50mm、座面側の細い部分が約28mmになっています。

我が家のゲーミングチェアも念のため測ってみたところ、ほぼ同じ寸法でした。

もっとも、すべての椅子が同じ規格というわけではありません。

購入する前に、現在使っている椅子の寸法やシリンダーの形状、交換品の対応条件を確認しておく必要があります。

また、長いシリンダーに交換すれば、最高位置だけでなく最低位置も高くなる場合があります。

足が床に届かなくなっては、今度は本当に宇宙遊泳をすることになります。

実はシリンダーより重要なものがある

さて、ここからが今回のDIYの本番です。

新しいガスシリンダーを購入しただけでは、修理はできません。

古いシリンダーを取り外さなければならないのです。

これが、想像以上に大変でした。

そこで登場するのが、こちら。

パイプレンチです。

水道管などの丸いパイプを、強力につかんで回すための工具です。

ゲーミングチェアのガスシリンダーは、多くの場合、ネジやボルトで固定されているわけではありません。

脚の部分と座面の金具に、テーパー状のシリンダーが強くはまり込んでいる構造です。

簡単に言えば、押し込んで固定されています。

ところが、6年間にわたって重い椅子と老人の体重を支えてきたものです。

そう簡単に抜けるはずがありません。

人間関係でも、6年間続いた付き合いを解消するのは難しいものです。

ましてや、こちらは文字どおり固い結びつきです。

CRCを吹き付けて、いざ力勝負!

まずは古いシリンダーと脚、座面側の金具との接合部分に、浸透潤滑剤を吹き付けます。

しばらく時間を置いて、固着した部分に浸透するのを期待します。

そして、いよいよパイプレンチの出番です。

古いシリンダーをガッチリとくわえ込み、回します。

……動きません。

さらに力を入れます。

……まだ動きません。

6年間の信頼関係は、思った以上に強固です。

しかし、ここで諦めるわけにはいきません。

何しろ、すでに新しいシリンダーを買ってしまったのです。

年金生活者にとって、2,000円を無駄にすることは重大事件です。

椅子を安定させ、力のかけ方を工夫しながら、パイプレンチで少しずつ回していきます。

ようやく固着が緩み、取り外すことができました。

当然、古いシリンダーの表面には、パイプレンチの歯が食い込んだ傷が残ります。

でも、そんなことは気にしません。

どうせ壊れて廃棄する部品です。

長年の労働に感謝しつつ、最後は少々乱暴な退職手続きをしてしまいました。

なお、ガスシリンダーは高圧ガスを封入した部品です。分解したり、穴を開けたり、加熱したりしてはいけません。作業中は椅子を安定させ、手を挟まないように注意が必要です。

交換に自信のない人は、まず外せるかを確認!

ここで、これから交換に挑戦しようという方に、ひとつ提案があります。

新しいシリンダーを注文する前に、まず古いシリンダーを取り外せるか確認した方がよいと思います。

これが今回の作業で、圧倒的に難しい部分だからです。

うまく外せれば、あとは簡単。

しかし、どうしても外れなければ、せっかく購入した新しいシリンダーが無駄になってしまいます。

そんなときは、力自慢の家族や知人に応援を頼むのも手です。

ただし、無理に力をかけて椅子の金具を壊したり、怪我をしたりしては元も子もありません。

私のような年金生活者にとって、2,000円の節約のために病院へ行くことになっては、本末転倒です。

なお、取り外しに使ったパイプレンチは、修理が終わっても捨てません。

将来、水道管などの配管を扱うDIYで役立つかもしれません。

もちろん、水道管には専用の工具や施工上の注意が必要ですから、何でもこれ1本で修理できるわけではありません。

それでも、工具というものは、一度買っておけば、いつかまた出番が来るものです。

その「いつか」が来るまで、大切に工具箱で眠ってもらいましょう。

新しいシリンダーの取り付けは、拍子抜けするほど簡単

さて、古いシリンダーを無事に取り外せたら、新しいものを取り付けます。

こちらは、驚くほど簡単です。

脚側に新しいシリンダーを差し込み、その上に座面を載せるだけ。

ネジを締める必要もありません。

複雑な調整もありません。

椅子の重みで接合部分がはまり込み、さらに私が座れば、私の体重が仕上げをしてくれます。

これまで、健康診断のたびに余計なもの扱いされてきた体重が、ここにきて大活躍です。

体重が役に立つDIYというのも、なかなか珍しいものです。

もちろん、座る前にはシリンダーが正しい位置に収まり、椅子が安定していることを確認します。

そして、レバーを操作すると……。

おおっ!

座面が上がる!

しかも、今までよりも高い位置まで上がります。

あの高床式ゲームパソコンにも、楽な姿勢で手が届くようになりました。

これで、捕らわれた宇宙人から、ようやく普通の地球人に戻ることができました。

作業風景(ノーカット版)

今回、作業内容をすべて動画にしました。

よろしければご覧ください。

【DIY作業に関するご注意・免責事項】

この記事および動画は、私自身が行ったゲーミングチェアのガスシリンダー交換作業を紹介するものです。

同じ方法で作業しても、椅子の構造や部品の状態によっては、正常に交換できない場合があります。また、ガスシリンダーには高圧ガスが封入されているため、取り扱いには十分な注意が必要です。

作業を参考にされる場合は、必ずご自身の責任と判断で、安全を十分に確認したうえで行ってください。

万が一、作業によってご本人や周囲の方が負傷された場合、椅子・家具・床などの破損や傷、その他の損害が発生した場合でも、当ブログおよび動画の投稿者は一切の責任を負いかねます。

安全に作業できる自信のない方は、無理をせず、専門業者への相談や椅子の買い替えをご検討ください。

※修理方法は椅子の構造によって異なります。特にガスシリンダーの適合寸法・耐荷重・安全な取り外し方については、製品の説明書を優先してください。

2,000円でゲーミングチェアが復活!

今回の修理で必要だったのは、交換用ガスシリンダーとパイプレンチ。

シリンダー自体は約2,000円でした。

もちろん、パイプレンチを新たに購入する場合は、その工具代も必要です。

それでも、ゲーミングチェアを丸ごと買い替えることを考えれば、ずいぶん安く済みました。

しかも今回は、単に故障前の状態に戻しただけではありません。

以前より高い位置まで座面を上げられるようになり、使い勝手も改善しました。

まさに一石二鳥。

もっとも、シリンダーを交換しただけなので、座面や背もたれまで新品になったわけではありません。

それでも、私にとっては新品同様の使い心地です。

もし、あと5~6年ほどして、またガスシリンダーが壊れたらどうするか。

そのときは、工具箱で眠っているパイプレンチに再登場してもらいましょう。

ただ、その頃には私も70歳を超えています。

今度は、固くはまったシリンダーを回す力が残っているかどうか。

椅子の耐久性より、老人の耐久性の方が心配です。

ともあれ、今回のDIYは大成功。

壊れたら買い替えるのではなく、壊れたところだけ直して使う。

これこそ、年金生活者の財布にも、地球環境にも優しい暮らし方ではないでしょうか。

ただし、何でも自分で修理しようとして怪我をしては意味がありません。安全に作業できることが大前提です。

さて、復活したゲーミングチェアに座って、今日もブログを書きましょう。

6年間頑張ってくれた椅子には、まだまだ現役を続けてもらいます。

そして、私自身も。

できれば、椅子より先に壊れないようにしたいものです。

※本記事は、筆者自身の経験や調査に基づく情報提供を目的として作成しています。
 投資には価格変動などのリスクがあり、元本割れとなる可能性があります。最終的な投資判断は、ご自身の責任において行ってください。
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 本記事は、投資助言、税務相談、保険加入等を推奨するものではありません。
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