年金生活での投資と資産の取り崩しや年金、健康保険に関すること。
すべて実体験のお話です。

政府はなぜ為替介入で円高にしたがるのか?

- S&P500取り崩し中の年金生活者が考えてみた

年金生活者のゴールデンウィーク

今年のゴールデンウィークは平年より長く感じました。
5月6日が5月3日の日曜日、憲法記念日の振り替え休日だったのですね。

私が学生だった頃は、そんな振り替え休日は無かったので、不思議な感覚でした。

もっとも、年金生活者にとっては、毎日がゴールデンウィークのようなものですが。

……いや、違うな。

正確には、「毎日が日曜日だけれど、物価だけは平日フル稼働」

そんな感じです。

スーパーへ行けば、 卵は高い、 野菜も高い、 ガソリンも高い。

「私の年金だけ、なぜ祝日モードで止まっているのだろう」

そんなことを思いながら、今日もコーヒーを飲んでいます。

ゴールデンウィーク中に起きた2つの大事件

さて、このゴールデンウィーク期間、 私のようなS&P500でアメリカ株に投資している立場から見ると、 大きな出来事が2つありました。

アメリカの好景気

1つは、トランプ大統領がマスコミに向かって語っていた話。

「アメリカはイランとの戦争など問題ではない。だって、株価は最高値を更新したではないか」

いやあ、いかにもトランプさんらしい。

普通、戦争の話をしている途中で株価自慢を始める人はあまりいません。

しかし、実際にアメリカ株は強かった。

S&P500は高値更新。 NASDAQも絶好調です。

「アメリカ、強いなあ」

そんなことを思っていた矢先、 もう1つの大事件が起きます。

日本政府・日銀による為替介入

日本政府、日本銀行による為替介入です。

何兆円分かドルを売り、 円を買う。

つまり、円高方向への介入です。

ちょうど奇数月で、 私の資産取り崩し月

何も、今、政府介入しなくてもいいではないか。

と思うのですが、 私の思いは政府や日銀には届きません。

たぶん財務省の会議で、

「よーたろーが困るので為替介入は延期しましょう」

という議題にはならなかったのでしょう。

10万円取り崩した結果

結果が、この表です。

20260507_NISA

5月1日は少し調整が入っていました。

そして、SBIのS&P500の10万円分解約の約定日が5月7日。

その結果、 保有数(この表では株数と書かれていますが)は、 385,534口から332,066口に減少。

そして、マイナス77,805円です。

10万円売って運用成績は▲77,805円。

しかし、全体としては▲14,803円ですから、 上出来です。

政府の為替介入、どこ吹く風でした。

もっとも、 約定結果を見る瞬間は毎回ちょっと怖い。

証券口座を開く時のあの感覚。

昔なら通知表を見る瞬間。

あるいは会社員時代のボーナス明細を見る瞬間。

いや、最近の感覚で言えば、「健康診断の結果を見る瞬間」

が近いかもしれません。

なぜ政府・日銀は円高方向へ為替介入するのか

さて、今回のテーマはここからです。

なぜ、政府や日銀は、 わざわざ円高方向へ介入するのか。

S&P500投資家の立場からすると、

「円安でいいじゃないか」

と思ってしまいます。

実際、最近のS&P500投資は、

  • アメリカ株高
  • 円安

このダブル効果で、 かなり恩恵を受けていました。

S&P500そのものが強かった上に、 円安で円建て資産がさらに増える。

まさに、

「追い風参考記録」

みたいな状況です。

政府が本当に嫌がっているのは「急激な円安」

しかし、政府から見る景色は少し違います。

まず、政府が本当に嫌がっているのは、

「急激な円安」

です。

例えば、 1ドル150円くらいなら、 まだ市場も慣れています。

しかし、 数日で155円、 さらに160円へ向かうような動きになると、 話が変わる。

  • ガソリン価格が上がる
  • 電気代が上がる
  • 輸入食品も値上がりする

日本は、 エネルギーも食料も輸入に頼っている国です。

つまり、

円安=生活コスト上昇

なのです。

当然、政府は“全国民がアメリカ株投資民”と思っていない

投資をしている人は、「資産増えた!」となりますが、 投資をしていない人にとっては、

「スーパーで財布が軽くなるだけ」という現象になる。

これは政治的にかなり危険です。

最近は物価高への不満も強い。

そのため政府としては、「何もしない」わけにもいかない。

だから介入する。

つまり、 ある意味、「国民向けパフォーマンス」の側面もあります。

為替介入は市場への“ビンタ”

もちろん、 本当に何兆円も使っているので、 単なる演出ではありません。

しかし、 市場へのメッセージ性はかなり大きい。

「おい、投機筋。やりすぎるなよ」

という、 市場へのビンタみたいなものです。

もっとも、 市場はそんなに甘くありません。

結局は日米金利差が強い

今の円安の本当の原因は、 日米金利差が大きいからだからです。

アメリカの金利は高い。 日本は低い。

すると世界のお金は、 当然ドルへ向かう。

つまり、「ドルを持っていた方が利息がいい」状態です。

だから、 介入しても、 しばらくするとまた円安方向へ戻ることも多い。

市場でも、「また戻るのでは?」という空気があります。

実際、今回も、「政府介入、何のことでしょう?」に近い結果でした。

日本人のアメリカ株投資は“為替込み”

しかし今回、 改めて感じたことがあります。

それは、 日本人のアメリカ株投資は、 実はアメリカ株だけを見ていてもダメだということ。

アメリカの好景気と為替介入で悩むイ

本当は、

  • S&P500
  • ドル円
  • 金利
  • 政府介入

全部がつながっています。

つまり、

「円建てS&P500」

というのは、 アメリカ株と為替のハイブリッド商品みたいなものなのです。

最近、 S&P500だけを見ていると、「アメリカ最強!」という気分になります。

 (もちろん、日経平均、日本の個別株の中にはもっと強い銘柄も有ります。)

しかし、 今回のように円高が入ると、「あれ? 最高値なのに増えてないぞ?」

という現象が普通に起きる。

積立時代と取り崩し時代では感じ方が違う

これは、 私がS&P500を取崩しはじめてから、 かなりリアルに感じます。

積立中なら、「まあ、安く買えるからいいか」で済みます。

しかし、 取崩し期は違う。

為替が、 そのまま生活費に影響する。

これは、 積立時代にはあまり感じなかった感覚でした。

まとめ S&P500だけ見ていては半分しか分からない

さて、 次に政府介入が来るのかどうか。

それは正直、 私には分かりません。

それが分かったら、円の売買だけで大儲けできます。

ただ1つ分かるのは、政府と市場とアメリカ株投資家の戦いは、 これからも続く。

ということです。

そして私は、 今日もコーヒーを飲みながらインターネットで自分の証券口座を開きます。

「……で、結局、今日はいくら増えたんだ?」

― 年金生活者の白日夢 ―

※本記事は筆者自身の投資経験に基づいて書いております。
投資には価格変動リスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
また、保険料は居住地・収入・家族構成によって異なります。実際の金額については、お住まいの区市町村窓口または年金事務所にてご確認ください。
本記事は、投資助言や、特定の保険制度への加入を推奨するものではありません。
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