-若者が将来を心配しすぎなくてもいい理由
SNSで広がる「NISA貧乏」という言葉
最近、SNSを見ているとこんな言葉を見かけます。
「NISA貧乏」
新NISAを使って投資するあまり、
生活が苦しくなってしまう若者のことを指す言葉のようです。
たしかに最近は
- 月10万円は投資しないと老後は破綻する
- NISA満額が常識
- 投資しない人は負け組
そんな極端な言葉も見かけます。
それを見て
「将来が不安だから投資しないと…」
と思う若い人も多いのではないでしょうか。
しかし、少し冷静に数字を見てみると
そこまで極端に心配する必要はないということが分かります。
「老後2000万円」が不安の原因
NISA貧乏という言葉が生まれた背景には、いわゆる
があります。
これは平均的な夫婦のモデルで
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年金 | 約21万円/月 |
| 生活費 | 約26万円/月 |
| 不足額 | 約5万円/月 |
という試算から生まれた数字です。
つまり
毎月5万円不足する
という計算です。
すると、これを30年続けると
5万円×12か月×30年=約1800万円
おおよそ
2000万円
になるという話でした。
しかしこの数字は「平均値」
しかし、ここで大事なポイントがあります。
この数字は
平均的な家庭の試算にすぎません。
例えば
- 生活費が少なければ不足額は減る
- 年金が多ければ不足額は減る
- 資産があれば不足しない
つまり
全員が2000万円必要というわけではない
のです。
若い世代はまだ40年ある
20代の若者が65歳になるまで
約40年
あります。
この40年という時間は
資産形成にとってとても大きな意味があります。
例えば
毎月3万円を投資して
年5%で運用した場合
A = P(1+r)^n
30年ほどで
約2500万円
になります。
つまり
生活を削ってまで
月10万円投資しなくても
老後資金は作れる可能性が高いのです。
インフレも考える必要がある
もちろん将来は物価も変わります。
仮に物価が年2%上がるとすると
40年後の物価は
y=(1.02)^x で、
約2.2倍
になります。
ただし、物価が上がれば
- 給料も上がる
- 年金も物価に合わせて調整される
仕組みがあります。
つまり
「今の2000万円」が
そのまま必要になるわけではありません。
NISA貧乏になる必要はない
投資はとても大切です。
しかし
- 旅行を我慢
- 趣味を我慢
- 食事を削る
そこまでして投資する必要はありません。
むしろ資産形成で一番大切なのは
長く続けること
です。
例えば
| 毎月の投資 | 30年後(年5%) |
|---|---|
| 1万円 | 約830万円 |
| 3万円 | 約2500万円 |
| 5万円 | 約4100万円 |
少額でも長く続けることで、大きな資産になります。
SNSの情報は極端になりやすい
SNSでは
- 大成功した人
- 大きく稼いだ人
の話が目立ちます。
その結果、「普通の投資」が見えにくくなります。
しかし現実の資産形成は地味でゆっくりしたものです。
将来は思ったより暗くない
若い世代は
- どうせ年金はもらえない
- このままでは老後は破綻する
という情報をよく見ます。
しかし実際には
- 年金制度は続く可能性が高い
- 投資環境は今は昔よりずっと良い
むしろ資産形成のチャンスは増えています。
そして、何よりも若い人たちは
今のお金は少ない。
でも、時間はとても多い。
という事は、複利の効果は最大です。
まとめ
NISA貧乏という言葉は、少し大げさな表現かもしれません。
投資は大切ですが
生活を犠牲にする必要はない
のです。

大切なのは
- 無理をしない
- 長く続ける
- 少しずつ資産を作る
その積み重ねです。
SNSの極端な情報 vs 現実
| SNSのイメージ | 実際の資産形成 |
|---|---|
| NISA満額が常識 | 少額でもOK |
| 月10万投資 | 3〜5万でも十分 |
| 短期間で資産形成 | 長期投資が基本 |
将来の不安に振り回されるより
今の生活も大切にしながら投資する
それが一番現実的な資産形成なのかもしれません。






コメント