― S&P500運用者が見る年末相場の現実
年末に株価が上がりやすい理由と、年金生活者の投資判断
年末が近づくと、株式市場では「クリスマスラリー」という言葉が話題になります。
これは米国株式市場において、
年末の最終5営業日と年始の最初の2営業日に株価が上昇しやすい傾向があるとされる現象です。
統計的に一定の傾向は確認されていますが、必ず上昇するわけではありません。
いわば「アノマリー(経験則)」の一つです。
しかし、S&P500に投資している者にとっては、
やはり気になる時期であることに変わりはありません。
クリスマスラリーが起きやすいとされる理由
この時期に株価が上昇しやすい理由として、いくつかの要因が指摘されています。
まず、機関投資家の多くが年末休暇に入り、取引量が減少することです。
市場参加者が減ることで、需給のバランスが崩れやすくなり、
買い注文が優勢になれば株価が上昇しやすくなります。
また、年末は翌年に向けた楽観的な見通しが広がりやすい時期でもあります。
投資家心理が改善し、リスク資産への資金流入が増えやすくなる傾向があります。
こうした要因が重なり、年末の株式市場は比較的堅調に推移することが多いのです。
私のS&P500投資の現状
米国大型株を中心に投資し、約3年半、S&P500を主軸に運用している私です。
現在の状況は以下の通りです。
・累計投資額:320万円
・生活費としての解約:40万円
・実質投下資金:280万円
そして、12月22日時点での評価益は、
2,262,391円
となりました。
先週末からの増加額は、
100,709円(約10万円)
です。

評価額は再び500万円を超え、資産は順調に成長しています。
この動きは、クリスマスラリーの始まりを期待させる展開と言えるかもしれません。

AI関連銘柄の調整と市場の回復力
先週は、
などを背景に、相場は一時的に調整しました。
近年の株式市場はAI関連企業が大きく牽引してきたため、
関連ニュースは市場全体に影響を与えます。
しかし、その後は速やかに回復しました。
これは、米国株式市場の強さを示す特徴の一つです。
短期的な不安材料があっても、長期的な成長期待がそれを上回る場合、
市場は比較的早く安定を取り戻します。
今後の運用方針と資産配分の検討
現在、評価益が240万円を超えた場合、
年金支給のない月の生活費として、
10万円を解約する予定です。
また、資産の一部を
全世界株式(オール・カントリー)へ分散するか
についても検討しています。
S&P500は非常に優れた指数ですが、
分散投資の観点からは、
地域分散を強化することにも一定の合理性があります。
もっとも、S&P500自体がすでに多国籍企業を多数含んでおり、
実質的には世界経済の成長を反映する指数でもあります。
そのため、現時点では大きな方針変更は行わず、
慎重に判断するつもりです。
年金生活者にとって重要なのは「無理をしない投資」
私はNISAをきっかけに投資を始めました。
決して大きな資金を持つ投資家ではありません。
しかし、
長期・継続・低コスト
という基本原則を守ることで、
資産は着実に成長してきました。
重要なのは、
夜も眠れなくなるような投資をしないことです。
投資は生活を豊かにするための手段であり、
生活を不安にするものであってはなりません。
投資は「時間」を味方にする行為
もし資産が今の10倍あれば、
違う投資戦略を考えるかもしれません。
しかし、今の私にとって最も重要なのは、
資産を着実に維持し、
老後生活を安定させることです。
短期的な利益ではなく、
長期的な安心。
それが、年金生活者にとっての投資の本質です。
クリスマスラリーが来るかどうかは分かりません。
しかし、
市場が上がる日もあれば、下がる日もあります。
その繰り返しの中で、
資産は少しずつ成長していきます。
そして今日も、私は静かにS&P500の推移を見守っています。
投資とは、未来への希望を少しずつ積み重ねていく行為なのです。



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