アメリカ株と立ち直らない金曜の夜

2日で立て直したアメリカ株

三日前、私の持っているアメリカ株で構成されるS&P500は約10万円ほどの下落を記録しました。

ところが市場というものは気まぐれです。

一昨日にはそのうち約6割にあたる5.7万円を取り戻し、さらに昨日は3.7万円の上昇。

結果として、ほぼ下落前の水準まで回復しました。

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数字だけ見ると、「何事もなかった顔」で元の場所に戻ってきたわけです。

今回の値動きの背景として大きかったのは、アメリカ大統領の発言です。

グリーンランド買収構想に反対するEU諸国に対し関税を課す可能性を示唆し、その後それを撤回する――

この一連の流れに市場は過敏に反応しました。

発言で波が立ち、撤回で波が引く。

この光景はこの1年、何度も繰り返されてきました。

もはや市場参加者にとっては「驚くより、深呼吸する」局面なのかもしれません。

ただし、戦争や侵略に関わる話だけは、どれだけ市場が慣れようとも、人として決して慣れてはいけないし、当然ながら大反対です。

日本の景気は

一方、日本の金融市場も静かとは言えません。

日銀総裁の金融政策決定会合後の会見中、為替は一時1ドル159円台まで円安が進み、その後157円台、さらに155円台へと円高方向に振れました。

典型的な「材料が出るたびに振れる相場」です。

政府・日銀による為替介入の可能性も取り沙汰されますが、過去の例を見る限り、介入後しばらくして再び円安方向へ戻るケースが多いのも事実です。

為替は政策だけで決まるものではなく、金利差や貿易収支、投資マネーの流れといった構造的要因が支配していることを、改めて思い知らされます。

日本の基幹産業の一つが

産業の話になると、少し胸が痛みます。

先日、ソニーがテレビ事業について中国TCLと業務提携し、事業を事実上移管する形になると発表しました。

「ソニーがテレビ撤退」と言われがちですが、正確にはブランドや設計思想を残しつつ、製造・販売の重心を外部に委ねる判断です。

わが家は32インチ、40インチ、55インチと三代続けてソニーのBRAVIA一択でした。

色味にクセがある、いわゆる「偽色」と言われることもありますが、私はあの色が好きでした。

ただ、冷静に見れば液晶パネルは韓国サムスン系が中心。

ソニーは最終組み立てと映像エンジンに強みを持つ立場でした。

振り返れば、東芝は中国ハイセンス、パナソニックはTCL、シャープは台湾の鴻海傘下。

日本のテレビ産業は中核部品を海外に依存し、組み立て中心の体制になっています。

官民一体で進められたジャパンディスプレイも赤字と撤退を繰り返し、構造改革の難しさを象徴しています。

技術立国を掲げてきた日本にとって、これは厳しい現実です。

金曜日の夜は深けて

さて、重たい話はここまでにして、金曜の夜。花金です。

昨晩は仲間内の集まりで都内の居酒屋に集合。

年金暮らしにも、こうした「社会的リハビリ」は必要です。

新年会

気がつけば杯は進み、話題は一部仕事の話も有りました。

しかし、大半は独身者を捕まえて、好みの女性のタイプを根掘り葉掘り聞くという、実に生産性の低い議論に。

九時過ぎに一次会はお開き。

二次会に向かう元気な方々を横目に、私は東京駅へ。

ところが、京浜東北線がまたしても遅延。

飲んだ後の老人の身体は冷えやすく、この寒波で体感温度はシベリア並みです。

ホームで待つ事、30分弱。

その後、やっと来た電車で、花金帰りのサラリーマンやOLに囲まれ、電車内は押しくらまんじゅう状態。

経済の波より激しい人口密度でした。

家に着いたのは11時前。

すっかり酔いは醒めていたのに、なぜか翌朝は二日酔い。

相場は2日で立て直しましたが、私の体調は立て直しにもう少し時間がかかりそうです。

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