S&P500が動かない日

― 米国休場の日に感じた、資産が育つ静かな時間

米国市場が休場し、S&P500が動かなかった日

昨日は、S&P500が動きませんでした。

正確に言えば、動かなかったのではなく、動けなかったのです。
アメリカは大統領の日という祝日で、市場そのものが休みでした。

株価は、私が何を思おうと、何を願おうと、勝手に動きます。
しかし、市場が休みの日だけは、株価も律儀に休みます。

まるで、毎日忙しく働いている工場が、日曜日だけは静かに門を閉じるようなものです。

投資を始めてから、市場が休みの日には、どこかほっとする自分がいます。
なにしろ、株価が動かなければ、資産も減らないからです。

増えもしませんが、それは贅沢な悩みです。

S&P500が停滞している本当の理由

ここしばらく、S&P500は最高値を前に足踏みしています。

上がりそうで上がらない。
下がる時はドンと下がる
年初からそこそこ落ちて、今は10万円くらいの損失が出ています。

まるで、信号が青に変わるのを待っている車の列のようです。

後ろの車は焦っているでしょう。
他の道に逃げたいと思っているかもしれません。
しかし、信号が青になれば、列は自然に動き始めます。

株式市場も同じです。

長く投資を続けていると分かりますが、株価は一直線には上がりません。
上がる時は一気に上がりますが、その前には必ず、こうした時間があります。

そして皮肉なことに、最も資産が増えるのは、この時間に積み立てた資金なのです。

株価が動かない時期こそ、資産形成のチャンスです

私が投資を始めたのは、NISAが始まってからです。
それまで、投資はどこか遠い世界の話で、自分とは関係のないものだと思っていました。

ですから、投資を始めた当初は、株価が下がる日は戸惑いました。
昨日から下がった数字が並んでいると、これで本当に資産は増えていくのだろうかと、不安になったものです。

しかし、時間が経つにつれて分かってきました。

資産は、毎日目に見えて増えるものではなく、気が付かないうちに、静かに育っていくものなのだということを。

NISAという制度は、投資の才能ではなく、投資の時間を与えてくれる制度なのだと思います。

市場が休んでいても、企業は利益を生み続けています

市場が休みでも、企業は休んでいません。

工場は動き、店は開き、人々は働き、商品は売れています。

誰かが朝のコーヒーを買い、
誰かが車を運転し、
誰かがスマートフォンを新しくします。

その積み重ねが、企業の利益になります。

そして、その利益が、やがて株価を押し上げます。

株価は気まぐれに見えて、実はとても真面目です。
企業が稼ぎ続ける限り、長い目で見れば、株価はそれに追いつきます。

焦る必要はありません。

年金生活者として感じる、株価と時間の関係

年金生活は、株価のようなものです。

毎日大きく増えるわけではありません。
しかし、毎月きちんと振り込まれます。

派手さはありませんが、確実です。

株価も同じです。

毎日急激に増える必要はありません。
時間をかけて、ゆっくり育てば十分です。

S&P500は、忘れた頃に最高値を更新します

市場が休場だった昨日、私の資産は増えませんでした。

しかし、減りもしませんでした。

そして何より、企業は働き続けています。

投資分析も一段落

今日も、明日も、その次の日も。

株価が再び動き始める時、それはきっと、私たちが忘れた頃です。

しかし心配はしていません。

市場は休むことがあっても、資産は静かに育ち続けているのですから。

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