戦争がなかったら人類はもっと幸せだったのか?

-文明の進歩を考えてみた

ニュースを見ながらふと考えたこと

ニュースを見ていると、なんとも言えない気持ちになる。

ロシアはウクライナを爆撃し、
中東ではアメリカやイスラエルとイランの緊張が高まり
遠く離れた日本に住んでいる私の目にも、破壊された街や避難する人々の映像が映し出される。

暗い部屋で戦争の状況を伝えるテレビを見る

そして日本では、東日本大震災から15年という節目を迎えている。
多くの人が亡くなり、街が消え、今も完全には終わっていない出来事だ。

そんなニュースを続けて見ていると、
ふと、こんなことを考えてしまった。

もし、この世界に戦争がなかったら、
人類の暮らしは今よりも良くなっていたのだろうか。

おそらく多くの人は
「もちろん良くなっていただろう」と答えるかもしれない。

戦争は破壊しか生まない。
人の命を奪い、街を壊し、国同士の憎しみを残す。
そう考えれば、戦争がない世界の方が良いに決まっている。

しかし、歴史を少しだけ冷静に眺めると、
どうにも単純な話ではないことにも気づく。

争いの歴史の中で進んできた技術

人類の技術は、争いの中で急激に進歩してきたからだ。

たとえば飛行機である。

人が空を飛びたいと思ったのは、ずっと昔からだろう。
鳥のように自由に空を飛ぶという夢は、ある意味とても平和な願いだったはずだ。

しかし飛行機が本格的に発達したのは、
皮肉なことに戦争の時代だった。

第一次世界大戦では、飛行機は主に偵察任務に使われていた。
上空から敵の動きを観察するための道具だったのである。

ところが戦争が長引くにつれ、
航続距離を伸ばし、速度を上げ、旋回性能を高める技術が競争のように進んでいった。

そしてやがて、飛行機は爆撃機となり、戦闘機となり、
空中戦という新しい戦いの舞台が生まれていった。

第二次世界大戦ではその技術がさらに進み、
ジェットエンジン、レーダー、ロケットといった技術が次々に開発されていく。

国家の存亡がかかる戦争という状況では、
膨大な国家予算が投入される。

「負ければ国がなくなるかもしれない」という状況の中で、
技術開発は一気に加速する。

結果として、戦争の後には
その技術が民間にも広がっていった。

現在、私たちが当たり前のように使っている航空機も、
その延長線上にある。

もし戦争が一度もなかったら

もし人類が一度も戦争を経験していなかったら、
世界はどうなっていただろう。

海外に行くには、いまだに何週間もかけて客船で移動していたかもしれない。

国内の移動も、馬や徒歩が中心で、
遠くへ行くこと自体が一大イベントだったかもしれない。

そう考えると、戦争が文明を加速させたという側面は、
否定できない事実なのだろう。

しかし、ここでどうしても立ち止まってしまう。

それは本当に「進歩」なのだろうか。

技術が進歩するということと、
人類が幸せになるということは、
必ずしも同じではないのかもしれない。

太古の昔、人と人の争いは
こん棒や石で殴り合うようなものだった。

距離も近く、
争いはおそらく目の前の相手とのものだった。

技術の進歩は本当に「人類の進歩」なのか

しかし現代ではどうだろう。

遠く離れた場所からミサイルが飛び
見えない相手を攻撃することができる。

ボタンひとつで、何百キロも離れた場所を破壊することができる。

そこにいるのが兵士なのか、
それとも普通に暮らしている人なのか、
攻撃する側には見えない。

そして世界には、さらに恐ろしい兵器が存在する。

核兵器である。

一度使えば、
一瞬で何十万人という命が消える可能性がある兵器。

しかも世界には、
地球上の人類を何度も滅ぼせるほどの数の核兵器が存在している。

その事実は、今では幼稚園の子どもでも知っている。

私たちは、
「人類史上もっとも高度な文明」を生きていると言われる。

人類は進歩したのか、それとも道具が強くなっただけなのか

人工衛星が宇宙を回り、
インターネットで世界中と瞬時につながり、
世界の裏側のニュースもすぐに知ることができる。

それは確かに、
驚くほどの技術の進歩だ。

しかし同時に、
その技術によって人を簡単に殺すこともできるようになった。

もしそれを「進歩」と呼ぶのなら、
少し考え込んでしまう。

人類は確かに多くのものを作り出してきた。

飛行機も、ロケットも、コンピュータも。

けれども、
それらをどう使うかという問題だけは、
今も昔も、人間自身に委ねられている。

戦争がなかったら人類は進歩したのだろうか。

それとも、
強力な道具を手に入れただけなのだろうか。

そんなことを考えながら、
今日もまたニュースを眺めている。

そして、
答えはまだ出ていない気がしている。

― 年金生活者の白日夢 ―

※本記事は筆者自身の投資経験に基づいて書いており、投資助言ではありません。
投資には価格変動リスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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