― 300万円の小さな投資家が知った「複利の本当の力」
少額投資家の私の、ささやかな現実
私は元金300万円、現在の評価額が500万円ほどの、どこにでもいる少額投資家です。
テレビでは、
「一晩で500万円の利益!」
「暴落で1000万円の損失!」
などという景気の良い話が飛び交っていますが、私の世界ではそんなことは起きません。
起きたら、それはそれで心臓が止まります。
私の投資は、もう少し地味です。
良く言えば堅実、悪く言えば退屈です。
しかし、この退屈さこそが、実は投資の本質なのだと最近ようやく分かってきました。
S&P500は暴落の後、静かに立ち上がる
先日まで、S&P500はずいぶんと不機嫌でした。
まるで、朝起きた直後の私のように、機嫌が悪く、どんよりと下がり続けていました。
しかし最近になって、ようやく機嫌を直したのか、少しずつ上向きになってきました。
かつてのように、一晩で10万円増えるという派手さはありません。
しかし、今週の月曜日から水曜日までの3日間で、私の資産は19,000円増えました。

19,000円です。
この数字を見て、
「たったそれだけ?」
と思うか、
「おお、19,000円も増えた」
と思うかで、投資の未来は大きく変わります。
3日で19,000円を、冷静に計算してみます
ここで、少しだけ冷静に計算してみます。
3日で19,000円。
株式市場は、1か月におよそ20営業日あります。
単純計算すると、
19,000円 ÷ 3日 × 20日 = 約126,000円/月
になります。
さらに、
126,000円 × 12か月 = 約151万円/年
です。
評価額500万円に対して、
151万円 ÷ 500万円 = 約30%
年利30%という、とんでもない数字になります。
もちろん、こんな計算は「捕らぬ狸の皮算用」であることは、私自身が一番よく分かっています。
市場はそんなに甘くありません。
むしろ、こちらの期待を裏切ることの方が得意です。
それでも、小さな利益は確実に意味があります
私は毎月5万円を生活費として取り崩しています。
これは、年間60万円です。
もし年間の運用益が60万円を超えれば、
資産は減らないどころか、増えることになります。
これは、年金生活者にとっては革命的なことです。
働かなくても、資産が自分の代わりに働いてくれる。
しかも、文句も言わず、残業代も要求しません。
これほど従順な労働者は、この世に存在しません。
銀行金利と比較すると、その差は歴然です
現在、銀行の定期預金金利は、およそ0.3%前後です。
500万円を預けた場合、
500万円 × 0.3% = 15,000円/年
です。
1年で15,000円です。
今回の私は、3日で19,000円増えました。
銀行が1年かけて生み出す金額を、株式市場は3日で生み出したことになります。
もちろん、逆に減ることもあります。
銀行預金は減りませんが、株式は減ります。
これは紛れもない事実です。
しかし、長い歴史を見ると、世界経済は右肩上がりに成長してきました。
戦争があり、恐慌があり、金融危機があり、パンデミックがありました。
それでもなお、経済は回復し、成長を続けています。
投資で本当に重要なのは「金額」ではなく「継続」です
投資で最も重要なのは、
一度に大きく儲けることではありません。
小さな利益を、長く積み重ねることです。
投資は、短距離走ではなく、マラソンです。
途中で転ぶこともあります。
後ろから追い抜かれることもあります。
しかし、歩き続けていれば、必ず前に進みます。
逆に、途中でやめてしまえば、そこで終わりです。
投資は怖いものではなく、「理解すべきもの」です
投資という言葉には、どこか怖い響きがあります。
大損するかもしれない。
騙されるかもしれない。
すべて失うかもしれない。
しかし、それは無理をするから怖いのです。
生活に支障のない範囲で、
長期で、
分散して、
継続する。
この基本を守れば、投資は決して危険なものではありません。
むしろ、インフレの時代において、資産を守るための重要な手段になります。
私はこれからも、小さな利益を歓迎します
3日で19,000円。
この数字は、億万長者から見れば、財布の中の小銭のようなものかもしれません。
しかし、私にとっては違います。
これは、
資産が正しく働いている証拠です。
そして何より、
未来に対する、小さな希望です。
投資は、派手である必要はありません。
静かに、ゆっくりと、確実に。
それで十分なのです。

明日もまた、私の資産は、
文句も言わずに働き続けてくれるはずです。
そして私は、それをコーヒーでも飲みながら、静かに見守ろうと思います。



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