― 投資とは無縁だった私が動いた理由
NISAを始めたきっかけ
2014年、日本でNISA(少額投資非課税制度)が始まりました。
それまでの私は、投資とはほとんど無縁の生活を送っていました。
仕事と日常生活に追われ、「投資は余裕のある人がするもの」という認識でした。
しかし、NISAの「運用益が非課税になる」という仕組みを知り、
老後資金を少しでも増やす必要があるのではないか
と考えるようになりました。
そこで、給与から毎月10万円を積み立てる投資を始めました。
最初は日本株と投資信託を組み合わせ、合計約250万円を投資しました。
その結果、約100万円の評価益が生まれました。
この経験から、
長期投資は時間を味方にできる
ということを実感しました。
住み替えに伴うNISA資産の解約 ― 投資より優先すべきもの
2022年3月、コロナ禍の最中に住み替えを決断しました。
マンションを売却し、現在の戸建て住宅を購入しました。
これは、修繕積立金、管理費、賃貸の駐車場費用の支払いに疑問があったからです。
住宅は全額現金で購入したため、この時点のNISA口座の資産はすべて解約しました。
この時点で私はすでに62歳。
再雇用契約で働いていましたが、老後が現実的に視野に入る年齢でした。
投資は重要ですが、生活の基盤である住居の安定は、それ以上に重要です。
投資の再開 ― S&P500への集中投資という選択
住み替え後、2022年5月から投資を再開しました。
今回は方針を大きく変更し、S&P500に連動する投資信託へ集中投資することにしました。
毎月
・S&P500連動投資信託:5万円
・別のS&P500連動投資信託:5万円
合計10万円の積立です。
この判断の背景には、米国経済の長期的な成長があります。
S&P500は、Apple、Microsoft、Amazonなど、世界を代表する企業500社で構成されています。
個別銘柄を選ぶ必要がなく、米国経済全体の成長の恩恵を受けられる点が魅力です。
定年退職時点での運用結果
2024年に定年退職するまでの投資結果は以下の通りです。
投資元本:320万円
評価益:約160万円
評価額合計:約480万円
約2年間で50%近い増加となりました。
もちろん、この結果は市場環境に大きく影響されます。
常に同じ成果が出るわけではありません。
しかし、
長期・積立・分散投資の効果
を実感できる結果でした。
年金生活と取り崩し運用の開始
2025年からは、資産を増やす段階から、資産を取り崩して使う段階へ移行しました。
年金支給のない奇数月に、
10万円ずつ取り崩す計画です。
年間60万円の取り崩しになります。
ただし、2025年は市場の変動が大きく、実際の取り崩しは40万円にとどまりました。
2025年12月時点のNISA運用状況

今年の12月時点の状況は以下の通りです。
年初評価額:約480万円
取り崩し額:40万円
現在評価額:約500万円
取り崩しを行いながらも、資産は増加しました。
これは、
・米国企業の成長
・S&P500の上昇
・円安による為替効果
などが影響しています。

老後資金としての現実的な役割
現在、私たち夫婦の収入は主に年金です。
これに加えて、
・確定拠出年金:月5万円(75歳まで)
・NISA資産取り崩し:月平均5万円
合計で、年金以外に月10万円の追加資金を確保できています。
この10万円は、生活の安心感を大きく高めてくれます。
なぜS&P500を選び続けるのか
投資には多くの選択肢があります。
日本株
全世界株式
債券
不動産
仮想通貨
その中で、私がS&P500を選んだ理由は、長期的な経済成長の実績です。
過去数十年間、S&P500は長期的に上昇してきました。
もちろん、短期的には下落することもあります。
しかし、長期で見れば、世界経済の中心として成長を続けてきました。
資産は増やすためではなく、使うためにある
私はFIREを目指しているわけではありません。
また、資産を子どもに残す必要もありません。
目標はシンプルです。
生きている間に、安心して使い切ることです。
最終的に資産残高が0円になっても問題ありません。
むしろ、それが理想的な資産運用だと考えています。
これから投資を始める方へ
投資は特別な人のものではありません。
少額からでも始めることができます。
重要なのは、
・長期で考えること
・感情に左右されないこと
・無理をしないこと
です。
このブログでは、年金生活者としての実際の投資状況を、今後も記録として公開していきます。
投資は未来を保証するものではありません。
しかし、未来に対する不安を減らす力はあります。
これが、私がNISAとS&P500投資を続けている理由です。


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