-死ぬときの老後資産残高は「0円」でいい
老後資産の話になると、よく聞くのはこんな言葉です。
「老後2000万円問題」
「投資で資産を増やそう」
「長生きリスクに備えよう」
しかし、66歳になった私が最近思うのは、少し違うことです。
「もう、お金は増やさなくていいのではないか」
今日は、そんな私の老後のお金の考え方を書いてみたいと思います。
私の毎月の収入
現在の我が家の毎月の収入はこうなっています。
- 年金 16万円
- 妻の年金 10万円
- 確定拠出年金 5万円(75歳まで)
- S&P500取り崩し 5万円(下落時は取り崩さない)
合計
31万円〜36万円
退職金は 0円 でした。
その他の貯蓄については、
妻だけが知っていて私は関知していません。
いえ、教えてもらえません。
これは冗談ではなく、本当にそうしています。
なぜなら、私が細かく把握すると「使うのがもったいない」と思ってしまうからです。
大きな支出はすでに終わっている
老後の支出を考えるとき、重要なのは 固定費 です。
しかし我が家の場合、もう大きな支出はありません。
家のローンはありません。
夫婦で入るお墓もすでに建てました。
車で15分ほどの墓地に「よたろー家之墓」というお墓が立っています。
車も定年退職直後に現金で購入しています。
つまり、今の生活で必要なお金は
- 食費
- 水道光熱費
- 衣服(わずか)
- 遊興費(旅行・外食)
- 医療費
くらいです。
こうして見ると、思ったほどお金は必要ありません。
高齢になると医療費は増えるが…
年齢を重ねると、どうしても医療費は増えます。
しかし、日本にはとてもありがたい制度があります。
高額療養費制度です。
例えば70歳未満の一般所得の場合、
- 入院など
→ 月 約57,600円 が上限 - 外来のみ
→ 月 18,000円 が上限
これを超えた分は
後から返ってきます。
つまり、大きな病気をしても
医療費が無限に増えるわけではありません。
もちろん、健康でいるのが一番ですが、
制度としての安心感は大きいと思います。
66歳の平均的な寿命
では、これからどれくらい生きるのでしょうか。
統計を見ると、
- 健康寿命
→ 約 73歳 - 平均寿命
→ 約 86歳
現在66歳の私の場合、
健康に動けるのはあと6〜7年
寿命としてはあと20年ほど
と言われています。

ちなみに、95歳まで生きる確率は約10%と言われています。
現実的には90歳くらいというのが一つの目安でしょう。
老後のお金は「余りすぎる」
ここで一つ考えたいことがあります。
90歳まで生きるとして、残りは 24年 です。
しかし健康に動けるのはあと7年程度
つまり、お金を自由に使える時間は意外と短い
ということです。
73歳を過ぎると
- 長距離旅行は減る
- 外食も減る
- 車も運転しなくなる
- 欲しいものも減る
つまり、お金を使う力が弱くなるのです。
日本人はお金を残しすぎる
こんな話を聞いたことがあります。
日本では、退職金の70%を残したまま亡くなる人が多い
という話です。
もしこれが本当なら、かなり もったいない話 です。

なぜなら、そのお金は
- 旅行に使えた
- 美味しいものを食べられた
- 家族との思い出に使えた
かもしれないからです。
私の目標は「残高0円」
もちろん、先に私が亡くなれば
老後資産はすべて妻が受け取ります。
しかし、二人とも亡くなったときに銀行残高0円
それがいいと思っています。
お金は使うためにあるからです。
老後に必要なのは
- 不安を減らすお金
- 楽しむためのお金
この2つだけです。
それ以上のお金を、ただ口座に残しておく必要はありません。
お金より大切なもの
66歳になって思うのは、
老後に一番大切なのは
お金ではなく
- 健康
- 時間
- 一緒に過ごす人
この3つだということです。
お金を増やすことばかり考えて
体を壊したり
旅行に行く元気がなくなってから
お金が残っていても意味はありません。
お金は、元気なうちに使う
老後のお金の本当の目的は
「安心」
です。
しかし安心を通り越して、「ただ残すだけ」になってしまうのは少し違う気がします。

私はこれからもS&P500を少しずつ取り崩しながら
- 旅行に行き
- 美味しいものを食べ
- 健康に気をつけながら
ゆっくり生きていこうと思います。
そして最後は
老後資産の銀行残高0円。
それが、私の理想の老後です。


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