【前編】ガソリン価格がジェットコースターになる理由

-ガソリン価格が急落した仕組み

18日にガソリンを満タンにした人へ

昨日186円、今日159円…この違和感の正体

たった1日で1000円差という現実

近所のガソリンスタンドで、驚くことがありました。

一昨日まで急騰していて186円だったガソリンが、昨日は159円。

その差、27円

満タンにすれば、軽く1,000円以上の差になります。

補助金によって、ガソリン価格が急落したのです。

ガソリンを高い値段で入れた時のくやしさ

これはもう「値上がり・値下がり」というレベルではなく、完全にジェットコースターです。

人は「損した」と感じる生き物

そして、こう思った人、多いはずです。

「昨日入れたの、失敗だった…」

本当はただのタイミングの問題なのに、
たった1日違うだけで損した気分になる。

実際には誰も悪くないのに、なぜか納得できない。

これは価格の問題というより、人間の感情の問題です。


ガソリン価格がジェットコースターになる理由

補助金は“後追い”で調整される

理由はシンプルで、補助金の入り方が“段階的かつ後追い”だからです。

本来、ガソリン価格は、

  • 原油価格
  • 為替(円安・円高)
  • 世界情勢

で決まります。

なぜ一気に下がるのか

今回、そこに政府が補助金を入れて調整したのです。

政府の調整は、

  • 上がりすぎた → 補助金増額
  • 下がってきた → 補助金縮小

この調整が“後から”入るため、

👉 上がるときはそのまま上がり
👉 下がるときは一気に下がる

結果として、滑らかではなく、段差のある価格変動になり、

近隣の他のガソリンスタンドと価格競争になった結果、

ジェットコースターのような価格急落になります。

つまり今回の159円は、「安くなった」というより

👉 補助金が一気に効いた瞬間

とも言えます。


いっそ固定価格にすればいいのでは?

160円あたりで固定という理想

こうなると、自然にこう思います。

「いっそ160円あたりの一定価格に固定できないのか?」

例えば、

  • 160円を超えたら補助金で抑える
  • 常に160円前後で安定させる

こうすれば、

  • 損した気分にならない
  • 家計も安定する

とても良さそうに見えます。

しかし、現実はそう簡単ではありません。

しかし税金は青天井になる

最大の問題は、

👉 税金の負担が青天井になること

です。

例えば本来の価格が200円になった場合、

  • 市場価格:200円
  • 固定価格:160円

この差額40円はすべて税金で補填されます。

しかも、価格が安定すると人は使い続けるため、

👉 消費量は減らない
👉 負担だけが増える

結果として、

国家財政に大きな負担がかかります。


ガソリンはそもそも税金が高すぎる

揮発油税・石油税・消費税の仕組み

ここで一つ、重要な視点があります。

それが、

👉 ガソリンはもともと税金が非常に多い商品

という事実です。

ガソリン価格には、

  • 揮発油税
  • 地方揮発油税
  • 石油石炭税
  • 消費税

という多種多様な税金が含まれています。 

「二重課税」と言われる理由

しかも、

👉 税金の上にさらに消費税がかかる構造

いわゆる「二重課税では?」と話題になる部分です。

つまり、

もともと取りすぎているとも言える状態

なのです。


安くなるほど税金が増える不思議な構造

なぜ税金の割合が上がるのか

そして、ここで面白い現象が起きます。

ガソリン価格が下がると、

👉 原油部分は下がる
👉 でも税金はほぼ変わらない

結果として、

👉 税金の割合が増える

186円と159円の違い

● 186円のとき

  税金:約30%

● 159円のとき

  税金:約35%以上

となります。

ガソリン価格内訳。価格が安くなるほど税金の割合が高くなる
ガソリン価格内訳 ガソリン価格内訳。価格が安くなるほど税金の割合が高くなる

「安くなったのに、実は中身は税金だらけに見える」

これが違和感の正体です。


後編の予告

ガソリン補助金の正体

  • 補助金の財源は

本当に得しているのは誰か?

  • 地方 vs. 都会
  • 高齢者 vs. 若者

についてお話させていただきます。

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